診療科目
Painless痛みに配慮した治療
歯科治療で大切なこととは?
歯医者さんに通う多くの患者さまは何らかの痛みを抱えて来院されます。そして、その殆どの患者さまはこう思うのです。
- 「あ~痛みと怖さを考えるとどれだけ楽か、治療するところなど想像したくもない」
- 「前にかかった歯医者で虫歯を削られたとき凄く痛かったよな。でも先生には言えずに我慢した苦い思い出が・・・」
- 「治療して今より歯が痛くならないか心配だ」
- 「もし虫歯がひどくて神経の治療とか抜歯とかになったら凄く痛いんだろうな〜」
おっしゃるとおりだと思います。しかし、麻酔をして治療をすれば痛みをかなり抑えられます。
こんな事を言うと次のような言葉が返ってきそうです。
「そんなの当たり前だろ、だいたい麻酔自体が痛いんじゃないか」
確かに、その気持ちもわかります。
しかし、これを覚えておいてくださいと言うのがあるのです。
考えてみてください。
このまま治療を後回しにして顔がすごく腫れたり突然、夜中に酷い痛みが襲ってきて近くに開いてる歯医者がなく痛みで眠れないまま 朝を迎えたり歯医者に行ったときには既に手遅れで抜く破目になったなど・・・
早めにちゃんと治療すれば防げる事ばかりです。
さらに初期に近い段階で治療を行えば痛みも殆ど伴わずに治療が行えます。
例えば歯周炎が酷くなってから歯石を取るのと歯周組織が健全な時に歯石を取るのとでは歯周組織に炎症が無い時の方がはるかに痛みが少なく歯石が取れるのです。
これはお風呂で日焼けした炎症がある肌を洗うのに目の粗いタオルでごしごしこするとヒリヒリするのは想像つきますよね。それと同じ事なんです。
勿論、早期治療にこしたことはありませんが殆どの場合、何らかの痛みがあり歯医者さんに行くので実際はある程度虫歯や歯周病は進行しているのです。
では治療を後回しにせず、痛みを抑えて治療を行うことができればいいと思いませんか?
痛みを抑えて治療を行うには痛みをできるだけ抑えた麻酔がキーポイントなんです。
皆さんもご存知の通り麻酔がしっかり効いていれば治療は痛みを感じることが少なくなりますよね。
では痛みをできるだけ抑えた麻酔についての当院の取り組みをご説明する前に麻酔の痛みの3大要素から説明します。
麻酔の痛みの3大要素
- 1.麻酔針の刺入時の痛み
- 2.麻酔液の温度差による痛み
- 3.麻酔液の注入時に対する痛み
等があげられます。
当然、精神的な要素もありますがここでは省かせていただきます。
まず、1の麻酔針の刺入時の痛みに対する対策を説明します。
代表的な物で表面麻酔を施すと言うことが挙げられます。
もう一つが麻酔針を今現在において最も細い針を使用し、刺入時の痛みを最小限に抑えること、 そして私が最も大事にしてるテクニックの一つに呼吸と言う物があります。
皆さんも蚊に刺された瞬間に痛いとは思いませんよね。
これは蚊が人間が息を吐いた時を見計らって刺しているからなのです。
息を吐いてる時は筋肉がリラックスしているので痛みを伴いにくいと言う訳ですね。
これを麻酔するときに応用することで刺入時の痛みが抑えられるのです。
そして2の麻酔液の温度差による痛みに対しては、 専用の麻酔液を暖める機械に麻酔液のカートリッジを入れて人肌の温度に保つことで麻酔液と体温との温度差を無くして痛みの軽減を図ります。
最後に3の麻酔液の注入圧に対する痛みの対策としては、 勿論、極力麻酔液の注入速度をゆっくり時間をかけて行い対処しいてますが、電動注射器を用いて速度をコントロールしたりもします。
以上が、当院で痛みをできるだけ減らして麻酔を行う取り組みではありますが この他にもここでは説明しづらい微妙なテクニックも駆使しておりますので安心して治療を受けてくださいね。